2014年10月17日

エボラ出血熱の治療薬が簡単にできない理由 少ない患者数、しかもアフリカ中心で製薬会社が開発に二の足

感染者が1848人、死者1013人

コートジボワール、エボラ感染国からの航空便の運航停止
「ストップ・エボラ」のプラカードを掲げるコートジボワールのサッカー選手〔AFPBB News〕

 西アフリカを中心に、エボラの拡大は依然としてとどまらない。世界保健機構(WHO)が発表した最新の数字では、感染者数が1848人、死者は1013人に達している。

 前回の記事の後半で、ナイジェリアで亡くなったパトリック・ソイヤーさん(40)が首都ラゴスの空港で倒れ、その前後で接触のあった方が憂慮されると記した。

 悪いことに、ソイヤーさんを含めて4人が亡くなり、その他11人がエボラに感染している。その他に約200人が政府の監視下に置かれているという。

 今回のコラムで述べたいのは、エボラの治療薬やワクチンの研究開発の難しさである。当たり前と思われるだろうが、それは医学的なアプローチの多難さというより経済的な理由が大きい。

 否定的な見解で申し訳ないが、正規ルートを経てエボラの治療薬が世に出ることは簡単ではないと、まず記しておく。

 エボラの症例が最初に確認された1976年からすでに38年がたっている。ウイルスが特定され、実験室内での抗ウイルス薬やワクチンの研究開発が世界中の研究者によって進められてきたが、いまだに動物実験の段階までしか至っていない。なぜか。

 理由を端的に述べるならば、エボラは「ペイしない」感染症だからだ。

 新薬の開発には通常、数百億円という巨額の資金が必要になる。ウイルスの基礎研究に始まり、実験室で抗ウイルス効果のある薬剤が発見され、良好なデータがでれば動物実験へと移行する。

 そのプロセスの後、ようやく人間に投与される。臨床治験だ。通常は第1段階から第3段階までで(場合によっては第4段階)、段階ごとに投与される人数が増えていく。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41489
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なるほどエボラ出血熱の治療薬が初感染から40年近くたっても開発されないのは、経済的な理由のわけですね。それならばアメリカや日本、EUなど国家レベルで開発すべきなのでしょう。何しろパンデミックフルーがおきたら世界が滅亡するほどの威力があるのですから。
ラベル:エボラ出血熱
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中国製薬会社がアフリカにエボラ治療薬を供給、臨床試験も

[上海 16日 ロイター] - 中国の製薬会社、四環医薬(0460.HK: 株価, 企業情報, レポート)は、アフリカでエボラ出血熱への対応を支援している中国の援助関係者向けに、エボラ熱治療薬「JK─05」を供給した。同社の幹部が16日、ロイターに明らかにした。

Jia Zhongxin最高執行責任者(COO)によると、アフリカに供給された治療薬は数千回分で、必要であれば、さらに提供する可能性があるという。

同社の幹部、Huo Caixia氏は「援助関係者がすでに治療薬を持って行っている。(援助関係者の間で)エボラ熱が発症した場合に使用できる」と述べた。

この治療薬は中国軍事医学科学院が開発したもので、まだ承認されておらず、認められているのは緊急時の軍での使用のみ。四環医薬は中国での一般利用に向け、当局に申請を行うことで同院と合意した。

同社はまた、アフリカでの臨床試験を準備しており、現地の患者を対象に実施する可能性があるという。現時点で中国人に感染者はいない。
http://jp.reuters.com/article/jpchina/idJPKCN0I50LG20141016
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この治療薬は効果がどれほど確認されているのでしょうか?一体いつからどのように開発したものなのでしょうね。
ラベル:エボラ出血熱
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2014年10月02日

エボラ熱ワクチン、15年前半に量産 WHO見通し

【ジュネーブ=原克彦】世界保健機関(WHO)は1日、西アフリカで感染が拡大しているエボラ出血熱を封じ込めるためのワクチンについて、2015年前半中に量産を実現する見通しを発表した。一部は既に臨床試験(治験)の第1段階が始まっているが、安全性に関するデータを得られるのは11〜12月になる。9月28日時点の死者数は3338人にのぼった。

 エボラに対するワクチンは2種類が候補に挙がっている。1つは英製薬大手グラクソ・スミスクラインと米国立衛生研究所(NIH)が共同開発。もう1つはカナダ公衆衛生庁が開発し、米ニューリンク・ジェネティックスが販売権を持つ。WHOは「2社とも生産能力の拡大に取り組んでいる」と説明し、「目標は15年前半中の有効な(生産量の)増加だ」とした。

 感染者数は5カ国の合計で、疑いのある人も含め7178人。リベリアでの感染拡大が特に目立ち、死者数は同国だけで1998人に達する。これとは別に、9月30日には米国内で初めて感染者が見つかった。

 エボラ熱には有効なワクチンや治療法がまだなく、開発中のワクチンも生産量に限りがある。WHOは実際に感染地でワクチンを使用するには解決すべき問題があるとも指摘。特に候補のワクチンを
ことを、技術的な課題に挙げた。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM02H02_S4A001C1EAF000/
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私は素人なので、ワクチンをセ氏マイナス80度で保管する必要があるというのはすごく違和感があります。どういうこと?そんな制約があると大量生産も大量使用も難しいのではないかと。
posted by pandemic at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | エボラ出血熱  治療薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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