2014年11月21日

日本で開発した「エボラ特効薬」にパクリ疑惑  中国で同成分の薬を製造とWHOが指摘

富士フイルムホールディングス(HD)傘下の富山化学工業が開発し、エボラ出血熱の「特効薬」として期待が高まっている抗インフルエンザ薬「アビガン錠」(一般名、ファビピラビル)と同じ成分のクスリが、中国で製造されていることがわかった。
アビガン錠は、エボラ出血熱の治療薬としては未承認だが、ウイルスの増殖を防ぐ作用があり、エボラ出血熱にも効果があるとみられている。富山化学は中国でアビガン錠の物質や製造、用途の特許を出願。2006年に特許が成立している。
富士フイルム「現在、情報収集しているところです」
中国の「JK‐05」は、「エボラ特効薬」の期待が高い「アビガン錠」と同じ成分だった!
中国の「JK‐05」は、「エボラ特効薬」の期待が高い「アビガン錠」と同じ成分だった!
富士フイルムによると、中国の「JK‐05」と呼ばれるクスリが、「アビガン錠」と同じ成分であるとの指摘は、2014年9月に開かれた世界保健機構(WHO)の専門家会合でわかった。
この会合には同社の社員が出席していたほか、「議事録の『JK‐05』の記述の中に『T‐705』(アビガン錠の開発品コード)の記載があったことを確認しています」という。
「JK‐05」について、富士フイルムは「現在、事実関係を確認中で、情報収集しているところです」と、困惑ぎみだ。
アビガン錠の物質や製造技術が特許に抵触する可能性は高く、開発情報が中国側に漏れていた疑惑も指摘されている。経済情報誌「FACTA」11月号は「中国に盗まれた『エボラ特効薬』」の見出しで、アビガン錠と同じ成分の「JK‐05」が「特許法違反にあたる」と指摘。「中国の研究機関が富山化学の成果を掠め取り、軍需品として製造を開始していた」とみている。
当の富士フイルムは、特許侵害についても「事実関係がはっきりしないので、今のところわかりません」との話しにとどめている。
アビガン錠が厚生労働省の承認を得たのは、2014年3月。富山化学が承認を申請したのは11年3月で、通常は申請したクスリの審査期間は1年ほどだが、アビガン錠は妊婦などに服用できず、用法や用量が確定していないためになかなか承認が得られなかった。承認には、じつに3年を要した。
そんなアビガン錠と同じ成分のクスリが、中国で開発されていたというのだ。
中国や欧米の報道を総合すると、中国の「JK‐05」も抗インフルエンザ薬で、中国人民解放軍の軍事医学科学院と四環医薬が共同開発。現在、認められているのは緊急時の軍での使用のみだが、四環医薬は中国での一般利用に向けて当局に申請を行うことで軍事医学科学院と合意しているとされる。
10月17日付のWant China Timesは、「薬剤は数千人単位の人命を救うだけでなく、世界的に中国の製薬会社に大きな名誉となることは明らか」と書いている。
また、同日付のロイター通信は、四環医薬がアフリカでエボラ出血熱への対応を支援している中国人向けに「JK‐05」を供給する、と報じていた。
http://www.j-cast.com/2014/11/21221538.html
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いつもの中国ですね。驚きはしませんが特許侵害に関してはきちっと追い詰めてほしいものです。
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エボラ出血熱の抗体、ダチョウの卵で大量精製 京都府立大教授グループ

西アフリカを中心に流行し、世界的な感染拡大が懸念されているエボラ出血熱のウイルスを不活化する抗体をダチョウの卵から大量精製することに、京都府立大大学院の塚本康浩教授(動物衛生学)のグループが成功した。12月中旬には、この抗体を使用したスプレー剤が海外の空港で販売される予定という。

 ダチョウは傷の治りがきわめて早いとされる。その免疫力に着目した塚本教授は抗体を作る能力も高いことをつきとめ、卵から大量の抗体を取り出す技術を開発。平成20年に新型インフルエンザが流行した際に販売された抗体入りマスクが注目を浴びた。

 今回、塚本教授らは、カイコの細胞で作製したエボラウイルスの表面タンパク(リコンビナントタンパク)を抗原としてダチョウに投与。体内で生成された抗体をダチョウが産んだ卵の卵黄部分から取り出し精製した。エボラの表面タンパクは、ウイルスが人の細胞に取り付くことを可能にしており、塚本教授は「今回の抗体がヒトの細胞に浸入しようとするウイルスの鍵をブロックすることにより、感染を防ぐことができる」と話す。

 抗体のスプレー剤は、マスクや防護服、ドアノブや手などに噴霧して使用する。「抗体は治療にも応用できるが、まずは感染を防ぐことを第一とし、医療従事者や拠点空港での使用を考えた」(塚本教授)。シンガポールや香港の空港で12月中旬に使用開始を予定している。
http://www.sankei.com/west/news/141121/wst1411210041-n1.html
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本当に効果があるのなら、西アフリカのエボラ出血熱の治療現場で活用してほしいものです。
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2014年10月30日

エボラ治療薬の開発はカナダにお任せ

エボラなど危険度が最も高い病原体を取り扱える施設がないことへの懸念から生まれた研究所が原動力

西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱の死者数は4500人を超し、アメリカでは先週2人目の2次感染者が確認された。治療薬として期待を集めているのが、治験薬「TKMエボラ」と未承認薬「ZMapp」だ。

 どちらも研究・開発が行われたのはカナダ。なぜカナダがエボラ治療薬開発の最先端なのか。ある専門家によれば、答えは「ハインツ・フェルドマン」だ。

 ウイルス学者のフェルドマンは、カナダ国立微生物学研究所(NML)の初代特別病原体担当責任者に就任した人物。99年に開設されたNMLはその後、カナダ公衆衛生庁の一部門に。フェルドマンはアメリカの研究機関へ移ったが、NMLは今も革新的な研究を続けている。

 NMLの設立構想が生まれたのは80年代だ。エボラなど危険度が最も高い病原体を取り扱える施設が、カナダにないことへの懸念がきっかけだった。カナダ当局は当時、病原体検査を米疾病対策センター(CDC)に依頼していた。その協力関係はNMLの誕生後も続いている。

「競争せずに共闘すれば、成し遂げられることはずっと大きい」と、現在NMLの特別病原体担当責任者を務めるゲーリー・コビンジャーは言う。その言葉どおり、彼は米製薬会社と共同でZMappを開発した。

 一方、TKMエボラを開発したのはバンクーバーの製薬会社テクミラ・ファーマシューティカルズだ。米国防総省の資金援助を受けてエボラ研究を続けてきた同社の株価は、今回の流行を背景に急上昇している。[2014年10月28日号掲載]
http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2014/10/post-3439_1.php
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なるほど治療薬がカナダで開発されたのは、ウイルス学者のフェルドマンがカナダにいるからなのですね。
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2014年10月25日

【ホント?】大麻がエボラ出血熱の特効薬として注目される

エボラ出血熱は昨年12月から西アフリカでの流行が認められ、今年に入って急速に感染が拡大。これまでに9,936名が感染し、4,877名が死亡している(10月22日、WHO調べ)。現地で対応にあたる医療従事者の感染、死亡も相次ぎ、収束の見込みすら立たない深刻な状況だ。

 エボラ対策に追われる医療の現場では「ジーマップ(ZMapp)」や「アビガン(ファビピラビル)」をはじめとする薬が試験的に投与されて一定の成果をあげているが、実際の効能はまだ医学的には確かめられておらず副作用などの問題も残っている。そこで注目を集めているのが副作用のない自然の生薬で、その最有力候補がなんと、大麻だというから驚きだ。


■ウイルスが急速に変異していることが判明 

ebolacannabis1.jpg
エボラウイルス 画像は「Wikipedia」より
 9月12日に「Science」に緊急掲載された論文は、医療、医学関係者のみならず社会全体に大きなショックをもたらす内容であった。

 感染がはびこる西アフリカ・シオラレオネで感染者から採取したエボラウイルスのサンプルを遺伝子解析した結果、ウイルスが急速に変異していることが判明したと、この論文は主張しているのだ。これが何を意味するのかといえば、エボラ自体が刻々と変異しているため、ワクチンの開発に際限がなくなるということである。ある時点で開発したワクチンの“有効期間”は極端に短くなり、再び迅速にワクチンを開発しなくてはならないという、まさにイタチごっこの様相を呈することが必定となってしまった。
http://tocana.jp/2014/10/post_5068_entry.html
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大麻が治療薬?
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2014年10月17日

エボラ出血熱の抗ウイルス薬、治験開始へ=米カイメリクス

米バイオ医薬品会社カイメリクス(ノースカロライナ州ダーラム)  CMRX +10.01% は16日、エボラ出血熱の抗ウイルス薬の臨床試験を開始すると発表した。

 カイメリクスによると、米食品医薬品局(FDA)が、エボラ出血熱に感染した患者を対象にブリンシドフォビル(一般名)の安全性、有効性、忍容性を調べる治験をただちに開始することを承認した。

 同社の広報担当者からコメントは得られなかった。

 カイメリクスは未承認のブリンシドフォビルを、これまで緊急対応として少なくとも2人の感染患者に提供した。この2人を担当した病院によると、1人はテキサス州ダラスのトーマス・エリック・ダンカンさん(死亡)、もう1人はネブラスカ州で治療中のアショカ・ムクポさんだ。

 同社によると、米疾病対策センター(CDC)や米国立衛生研究所(NIH)が実施したブリンシドフォビルの試験管での実験ではエボラ出血熱のウイルスに対する作用が認められた。

 ブリンシドフォビルは、サイトメガロウイルスやアデノウイルスなど別のウイルスに対してすでに治験が実施されているが、FDAの販売承認はまだ得られていない。

 カイメリクスのガレット・ニコルズ最高医療責任者(CMO)は15日遅く、アナリスト向けに説明会を開き、米国と欧州の患者を対象とした治験を実施する計画を明らかにした。

 ニコルズCMOは「われわれの目的はエボラ出血熱に対するブリンシドフォビルの安全性と抗ウイルス作用を見極めることだ。集中的に抗ウイルス療法をモニタリングし」、同薬が体内で作用する仕組みを把握することは可能だと述べた。

 同社は米国や欧州で引き続き緊急時にブリンシドフォビルを提供していく。

 またニコルズCMOは、ブリンシドフォビルが西アフリカで有効がどうかを探るための方法について、連邦政府機関や国際機関と協議を進めており、「数週間以内に何らかの発表をしたい」と述べた。
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10345363700595394421004580219422584099704?mod=WSJJP_hp_LEFTWhatsNewsCollection
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これまでは、経済的に見合わなかったエボラ出血熱の抗ウイルス剤ですが、今すぐ発売できれば莫大な利益になると世界中の医薬品メーカーが開発中なのでしょうね。数ヶ月で開発ができるほど甘いものではないと思いますが、少しは期待できそうです。問題は大量に患者が発生したときに、それに見合う量を提供できるかどうかなのでしょうね。
posted by pandemic at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | エボラ出血熱  治療薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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